採用情報 社員インタビュー PROFESSIONAL TALK
人に寄り添う、
建設コンサルタントのあり方。
S.H 技術職
本社技術2部技術第7グループ グループ長
2001年入社
立命館大学 理工学部 土木工学科
現地で感じるエンドユーザーの想い
建設コンサルタントで働く醍醐味は、発注者のニーズをうまく掴み、提案内容が評価され、喜んで頂ける物を作り上げることにあると思います。
公共事業は、じっくりと慎重に時間をかけながら多くの人の手で造り上げる一大事業です。特に農業土木分野では、エンドユーザーである土地改良区や農家の方にとって使い勝手が良く管理しやすいものが求められます。
そのため、専門知識に基づいた提案を行い、農家の高齢化や担い手不足といった社会問題と合わせて課題を解決していかなければなりません。
建設コンサルタントと聞くと夜遅くまで残業、スーツを着て内勤のイメージも強いと思われがちですが、部署によっては出張や現地調査も多く、その土地の気候や風土を感じながら農家の方の意見を聞くことができたり、仕事を終えた後は上司や同僚と語りながら郷土料理やお酒を味わったりできるのも仕事の楽しみの一つでもあります。
幅広い知識が要求される設計の魅力
私の部署では、頭首工や用排水路・パイプライン・ため池などの農業水利施設の設計業務を担当しています。測量や地質調査の結果をもとに構造計算や解析を行い、構造物を設計することがメインの仕事です。
現在はグループのリーダーとして、新規受注のために技術提案書の作成や、打合せのため各地に赴き社内や発注者との調整など業務工程を管理しています。
また、自分の業務をこなしながらも、グループ全員のワークライフバランスを考慮して、仕事の配分や時間管理などマネジメントを行い、チームの生産性を上げることも私の役割です。
当社は農業土木分野の割合が多い建設コンサルタントですが、土質工学やコンクリート・河川・トンネル・施工計画といった土木一般の幅広い知識が要求される部署でもあります。
実施設計は、コンサルティング業務の中でも工事発注への最終工程となるため大切な部分を担っていますが、実際に施工現場に立ち会い自分の描いた図面どおりに完成していく過程を見る機会もあります。工事完了後の構造物を目の前にすると、業務途中で辛かった事も忘れてしまうほど、満足感を得られるのも設計の魅力です。
謙虚さと熱意で日々新しいチャレンジを
私がモットーとする「念ずれば花開く」という言葉どおり、どんな状況下でも自分の未来を3年、5年、10年先と目標を掲げながら、地道に日々の積み重ねができる人は本当に強い人だと思います。
特に建設コンサルタント業界では業務受注する上で資格が重要となるため、20代からどんどんと技術士にチャレンジして欲しいものです。
私は技術士を取得して10年以上が経ちますが、今でも自分の専門外の分野や知らない知識がまだまだあります。実務の中で新しい専門知識を習得することは日常茶飯事です。建設コンサルタント業界の道を選んだ以上、現状に満足せず、さらに良いものが発注者に提案できるよう日々努力することは技術者としての使命だと思います。しかし現時点で基礎知識に自信がない人でも、当社に入って先輩と共に実務経験を積めば全く問題ありません。謙虚で素直な心と熱意さえあれば必ず伸びると信じています。
技術ノウハウの蓄積による高い業務効率
職場の労働環境は私が入社した頃に比べると大幅に改善され、今では残業時間も減って休みもきちんと取れるため、ワークライフバランスの質は向上したと思います。
これは、単に労働時間だけが短縮されただけでなく、先輩からの技術ノウハウの蓄積のおかげで、専門性の高い業務を効率良くこなせるようになった結果でもあると思います。
グループのメンバーには、夫婦で家事や育児を分担する社員もいれば、週末のプライベートを大切にする若手社員、子育てに奮闘している時短勤務のママさん社員もいます。こうした中で、業務の効率を高めて集中して仕事に取り組んでもらうためにも、個々のライフスタイルを尊重しながらグループ全員が気持ち良く働ける職場づくりを常に心掛けています。
それでも納期が迫るなど仕事の山場は必ず迎えます。これから会社に入ると成果を求められ、肉体的にも精神的にも厳しい場面に迫られる時がやってくるかもしれませんが、困っている人が居れば手助けしてくれるのがサンスイの良いところです。風通しの良い当社で一緒に働きましょう!